野球のバッター

みんな大谷翔平にならなくてもいい

2025/04/28　運営者みきとのエッセイ

2025年、大谷翔平は野球の頂点に君臨している。豪速球を投げ、ホームランを量産し、10年で1046億円の契約を手にした二刀流のスーパースターだ。謙虚で賢く、非の打ちどころがない。そんな彼に憧れる少年たちは多いだろう。

でも、ふと思う。大谷翔平はあんなにすごいのに、自分はショボいなぁ。「大谷翔平みたいに頑張らないと」って、プレッシャーに感じたことはないですか。 誰かに「努力すれば大谷みたいになれるよ」と言われたことは？
そんな言葉は、鼻で笑えばいい。だって、考えてみてほしい。みんなが大谷翔平になったら、野球は成り立たない。審判は誰がやる？ 農家がいなかったら、みんなひもじくなって、野球どころじゃない。

大谷翔平に憧れるのは素晴らしい。でも、誰もが彼と同じ道を歩む必要はない。あなたはあなたの得意なことで輝ける。たとえば、友だちを笑顔にする一言、家族のために作るご飯。そんなことも素敵な事。

私が私でいられるように、あなたがあなたでいられるように。

凸凹な私たちが、豊かな世界を作るんだ。大谷翔平は大谷翔平を目指し、私は私を目指し、あなたもきっと、あなたを目指せる。
ピース。